休日の過ごし方~杉江能楽堂~
毎朝、愛犬の散歩で通る道沿いにある気になる建物。
「杉江能楽堂」と看板に書いてある。
特に何かをやっている雰囲気もなかったが
早朝の犬の散歩仲間と話す機会があり、
この建物をことを聞いてみると…
民間の能楽堂としては、大阪で1番古いらしい。
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岸和田に在住して20年、そんな場所が家の近くにあるとは知らず調べてみると…
岸和田市のHPに『観世流能楽師・杉江櫻圀が、
岸和田藩最後の城主・岡部長職から城内にあった
能舞台の一部を譲り受け、大正6年に設立。
現存する民間の能楽堂としては、
『100年の歴史をもつ府下最古のものです。』と紹介されており、
定期的公演が開催されている。
これは一度行ってみたくなり、近々の公演を調べてみると
バイオリン、アコーディオン、マリンバの演奏がある
「第2回岸和田こなから音楽祭」があると知り、
事務局に問い合わせてなんとか席を確保。
(一人=¥3,000-)
演奏されるすべての曲を1週間程で聴き込むのは難しいので
とりあえずバイオリンで演奏されるJ.Sバッハの
「無伴奏バイオリンパルティータ第2番」をひたすら聴きこみ当日現地へ…
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コロナ感染対策で、検温と手指消毒をして中に入ると座席はざっと50席ほど。
良い感じの席間で、表からでは想像がつかなかった舞台が。
※「西本願寺北舞台」の形式を踏まえた鄙びた舞台です。
クラッシックのコンサートは何度か行ったことがありましたが、
楽器の単独演奏を聴くのは初めて。
バイオリンの演奏から始まると…
音響設備のあるホールではないに、音の響きが非常に良い!
背後の「松」の絵の前でバイオリンが演奏されているのが
何とも言えませんでした…
※演奏された曲が滑らか優しい曲でしたが
個人的には「パガニーニ」なんかの狂気染みた曲なんかも
この能楽堂には合うかと思いました。
次はアコーディオン。
アコーディオンの歴史はそんなに古くないと思っていたら、
諸説色々ありますが1800年代には今の原型があったみたいです。
能楽堂で良い響き…
最後のマリンバは「打楽器の単独演奏はどんなものか??」と
思ってましたが、幻想的な感じで凄くて…
異次元な世界に導いてくれました。
能楽堂の雰囲気、3種類の楽器の演奏全て良かった。
家の近所の空間で満喫でした~
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